2025-10-01から1ヶ月間の記事一覧

M3GAN/ミーガン 2.0(ジェラルド・ジョンストン)

(ネタバレ)ジャンルがシフトする2作目という点で『ハッピー・デス・デイ2U』を思い出したりしたのだけど、というかより有り体に言うと『T2』なんだけど、コケたのが信じられないほどよくできた作品でした。状況を打開するのに格闘術が必要になる、という…

M3GAN/ミーガン(ジェラルド・ジョンストン)

評判は聞いていたのですが、「とはいえ古くからあるホラーの定型の「恐るべき子ども」のアップデート版でしょ?」という侮りがどこかにあって、今頃見たのですが、よくできてる!すみませんなるほど高評価も納得でした。 冒頭の、子どものためのスキーなのに…

ウィリーズ・ワンダーランド(ケビン・ルイス)

どう見ても「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」なので、本家元祖闘争が発生しそうなものだけど、そういった記事は目にしませんね。しかも監督は同作からインスパイアされたと公言しているらしいのだけど… しかしながら、最大の違いはニコラス・ケイ…

プレイ・ダーティ(シェーン・ブラック)

劇中、主人公がパーカーと呼ばれて初めて「ああこれって悪党パーカーの映画化なのか」と気付いた次第。シリーズの小説の方はまだ読んだことがないのだけど、これまでの映画化作品の雰囲気からすると、筋を通すことにどこまでもこだわる男、こうと決めたらど…

スマイル(パーカー・フィン)

系譜としては『リング』、『CURE』比較的最近なら『イット・フォローズ』みたいに、死にまつわる「何か」が伝播していくというタイプのホラーですね。伝播のルールは何なのか?「何か」とはどういう存在なのか?を主人公が追求していく過程を描くことで物語…

柔道龍虎房(ジョニー・トー)

監督のファンの間では名作の誉高いタイトルですが、その分アート的要素も強いですよね。ジョニー・トーは邦画だけでなく、ヌーヴェルバーグの影響も結構大きいと思うのですが、改めて見てみてその思いを強くしました。 とにかく話が脱線しまくるし、というか…

エージェント17(ジョン・ブロウンロウ)

殺し屋ランキングの世界ということで、『殺しの烙印』というかつまり『深夜プラス1』のアクション増量現代版みたいな話でした。(ちなみにウイスキーの白州が登場するくらいだから作者は見てると思う。)よくある話だけど、語りがつつがなくてするするスム…

ベテラン(リュ・スンワン)

実は一度チャレンジしていて、悪役の外道ぶりに見ていられなくなった、ということがあったのですが、今回は最後まで見通しました。悪役はやっぱりクズ中のクズだったけど、主人公の粘り強さと悪を憎む心がストレートに伝わってきて、しかもそのグルーヴがそ…

台湾漫遊鉄道のふたり(楊 双子)

日本人作家の旅行記の体裁で日本統治下の台湾の女性ふたりの「友情」を描く、という物語。日本の作家といわれても違和感がないくらいディテールが徹底していて、台湾の作家の手によるもの、ということが先ずはすごかったです。 台湾の比較的若い作家が今改め…