2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧
低予算ホラーとはいえ、『イット・フォローズ』みたいな「映画の新しい地平を切り開くぜ!」といった趣の作品ではないので、そういった方向の期待をしなければ手堅く作られた映画として楽しめるかも。(ただ音が重要な要素である作品なので、やはり映画館で…
イギリス帰りのコッホは英語教師としてドイツの母校に赴任した。彼は授業の一環としてサッカーを取り入れるが、その型破りなあり方に、規律・服従を重んじる「校友会」や旧来の価値観を至上とする教師からは反発される… びっくりするくらい構成が良い意味で…
デル・トロ監督は、やっぱり細部の作りこみはすごいけど、カメラに写っている外の広がりが感じられないよね…一貫してそうなのは才能だと思うけれど。個人的にはアメリカのパートの方が面白かったです。 ☆☆☆
最初から超法規的措置で警察がバックアップすれば済む話(「その件は例のやつなので、スルーで」みたいに。それぐらいの覚悟決めてるんじゃないの?そもそも社会全体の利益を鑑みて、公共に資すると考えてるからこそ実行してるんでしょ?)と思うので、抜き…
昔見たきりだったけど、アマゾンに入ったので久しぶりに見ました。内容全然忘れてたけど、確か面白かったよな、という記憶だけはあったので。結論を言えばやはりなかなか面白かった。どこまでも下世話なのは時代ということでご愛敬か。ボーンシリーズの前哨…
何とも言えない余韻を残す映画で、こういう作品は好きなんだけど、正直期待しすぎてたかなという感想になりました。(ここからネタバレ的な文章です。) (僕の観る前の予想では)、「君は人間じゃない、こちら側の存在なんだ」と言われて、やっぱりそうだっ…
昔ほど素朴に見られなくなっている点はあるとはいえ、啓蒙されるべき人々がいる限り、こういう映画はやはり作られるべきと思いました。映画としての骨格がしっかりしているのも良かった。 少し前だとbased onだったのが、ちょっと慎重になったのかinspired b…
原作も最高だったけど、全然違う話になってましたね。だがそこがいい!(ネタバレかもしれないのでご注意ください。) オリジナルではジョニー・トーらしい「妄執(例えそれが正義の執行であれ金であれ)に囚われた男たちがやがてそのために破滅する」という…
控えめにいっても最高でした。ロシア映画ってハリウッド的なウェルメイドとは違った勢いがあっていいなと思っていたけど、正にそんな感じ。 ゴーゴリの採集した民話(『ディカーニカ近郷夜話』※)が実話だったら…そしてゴーゴリの生涯とは?と文字に起こすと…
ドキュメンタリーと俳優によるドラマが混在しているのがなんともいえない味わいで面白いつくりだった。そして「犯罪は割に合わない(特に素人にとって)」という当たり前のことがすごく染みてくる作品だったですね。 本人たちがあまりにキャラクターが立って…
ビデオで見たっきりだったけど、当時「ビデオで見るにはちょうどいい映画だな」という感想でしたが、まったく同じ印象でした。 ・志の低いテリー・ギリアムみたいな物語とプロダクションデザインだけど、本人としてはリドリー・スコットを狙ってたみたいです…