2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧
ある日僕は町役場から「敵地偵察」の任を受ける。となり町との戦争が始まったのだという。実感はないが淡々と任務をこなす毎日。それでも自分の知らないところで死者の数は確実に増えていき・・・ 「直接手を下してないからといって、我々日本人は戦争と無関…
こういう書き出しもどうかと思われますが、また分不相応な買い物をしてしまった。よく分からない何ものかに突き動かされて・・・(人はそれを物欲と呼ぶのでしょう)。ちょっと早いけどこの秋冬ものの買い物は打ち止めだなぁ。 マッキントッシュといえばゴム…
河出ミステリも渋いところ出してきましたね(和田誠のカバーがまた渋い)。最近の「異色作家叢書ブーム」あってこそだと思うけれど、こういう所謂通好みといわれる作家を、短編集というまとまった形で読めるのは本当にありがたいものです。加えて、訳者の今…
まあ『裏窓』オマージュ作品だと思うのだけど、訴えられちゃいましたね。逃亡監視の発信機にマニキュアでハートを書くのは、『裏窓』の「ギブスに落書き」のファンへの目配せかつ上手い本歌取りだなぁと感心したのだけど、そういう点も「ヒロインのお茶目さ…
そういえばちょっと前に観てたんだった。とにかく最後のカタストロフのイメージが凄かった、という印象なのだけど、あまり豊かでない感じの庶民的な日常描写なども魅力的。異常現象と日常が断絶していないというその泥臭い地続き感覚が好きなので、変に洗練…
キレイはキタナイ、キタナイはキレイといった感じの美意識はこの映画でも健在だった。「こんな無茶な画が撮れたらスゲーだろうなぁ」という思い付きをとにかく映像にしてしまう、ということありきの監督なので、話としては破綻しているところもあるのだけど…
リアルタイムでは小学生だったので、今まで名前を聞いてもあまりピンとこなかったのだけど、これはいいですね。何か英国映画の劇伴みたいな感触。意外と前衛的な試みから構成されていたりする割りに、すごく聞きやすい。ブライアン・イーノのレーベル発とい…
奇想コレクションから。オーストラリアのSF作家というと、ここしばらくはイーガンということになってた訳ですが、サイエンスというよりスプロール・フィクションの方のSF作家ですね。最近ではストレンジ・フィクションっていうのかな。まあジャンル分類…
昨年その存在に気づいた時には欲しいサイズがばっちり売り切れていて、他店も同様なので来年まで待ってください、と言われ幾年月(まあ1年なんだけど)、ようやくゲットだぜ。グレーのサイズM、君に決めた!(今さらサトシくん風に) 前に書いたとおり、ポ…
しがない会社員安藤は、ある日、自分が他人に自由にものを喋らせる特殊能力の持ち主であることに気づく。そんな折、マスコミでは外交問題で他国に断固たる態度で臨み、憲法第9条改正を唱える若き政治家犬養がその存在感を増していた。劇場型政治の波に乗り、…
またぞろ『トランスポーター』系のアクションかと思ってたら、周囲に迷惑かける系コメディ(「ピンク・パンサー」みたいな)だったのね。ちょっとキレは悪かったけど・・・ ☆☆1/2
なるほど『グリーン・ディスティニー』がキン・フー監督リスペクト映画だったというのが良く分かる。旅籠の乱闘や闇夜の追跡劇など直接的なイメージの引用も多かったし、なによりチェン・ペイペイ演じる美少女剣士の可憐さが!(それが後のジェイド・フォッ…
第一次世界大戦下のフランスの小さな町。撤退するドイツ軍の仕掛けた時限爆弾のため、住民はみな退避するが、混乱のどさくさで精神病院の患者達が解放される。思い思いに着飾った彼らのため、町はさながらカーニバルの様相。爆弾撤去に送り込まれた伝書鳩係…
液体洗剤のアタックが「バイオジェル」になってから蛍光剤配合になってたんだけど(ということに今気付いたんだけど)、これって結構なトラップではなかろうか?無配合と思ってわざわざ銘柄を選んでたのに。
とにかくディテールの豊かさに驚かされる。それともちろん殺伐とした展開と結末にも。そういう意味で「観終わった後に、何か感想を書いておきたくなる力」に溢れた映画だと思います。 とはいえ、さんざん語られ尽くしている感もあるので、「どんな映画からも…
ブロックバスター系の作品が公開される直前には、決まって「パチ・パッケージ作品」がDVDレンタルの棚に並ぶものだけど、なんだか安っぽいし、出演者・監督の名前も違うのに引っ掛かるようなうっかりさんっているのかしらん?・・・俺だー!! いやー今回…
ウィル・フェレル:ワトソン、サシャ・バロン・コーエン:ホームズの『タラデガ』コンビ、製作での企画が動いてるそうで。こりゃ期待大。ところが「コロンブスもの」や「利休もの」の時みたいにロバート・ダウニーJr.主演の企画もあるのだそうで。方向性が違…