エンツォ・フェラーリの一代記、ではなくて、ある夏の出来事を描く(限られた時期に人生を象徴させる)、というところで、『スティーブ・ジョブズ』を思い出したのだけど、同じ「天才かもしれないが、なかなか一筋縄ではいかぬ人だな」ということをテーマにしていても、なんというかこちらは要素が整理されていなくて散漫な印象を受けました。(『フォードVSフェラーリ』が娯楽作だけど奥行きがある、という理想的な作品だったから余計そう感じたのかもしれません。)
もっといえば、結局ミッレミリアとその事故の顛末を映画にしたかっただけなのでは?という感じがどうしても拭えなくて、その割に勿体付けたな(それらしく作ったな)というネガティブな感想になりました。役者さんたちの演技は総じて健闘していたのでもったいなかったですね。
☆☆☆