2005-01-01から1年間の記事一覧

物欲日記DVD編

先日「ファイト・クラブ」のDVDを久しぶりに見ていたら(多分20回目くらい)ブラッド・ピットからの連想で「12モンキーズ」がやけに観たくなってきた。 そういえばそろそろ安くなってるかもしれない、と思いショップへ行くと全然安くなってなかった。…

年の瀬

先ほどNHKの『にっぽんの現場:「秋葉原年の瀬物語」』を見てたのですが。内容は秋葉原をめぐる人間模様のドキュメンタリー番組。なぜかしら見終わったあと訳もなく泣けてきて。 個々の生活風景にシンパシーを感じた、ということはなかったのだけど、アキ…

ライフ・アクアティック(ウェス・アンダーソン)

シンメトリーにこだわった構図、ちょっと奇矯な登場人物、傲岸不遜なくせにナイーブな主人公といったいつもの監督らしい要素満載。しかも親子の年の開きのある2人が同じ女性をめぐって三角関係(というか主人公の横恋慕)=「天才マックスの世界」、と崩壊…

キング・コング(ピーター・ジャクソン)

今年の「タイタニック」は「キング・コング」だったってことで、アカデミー賞は決定でよいのではないでしょうか?「スケール」とか「役者の格」とか「監督の思い入れ」みたいな類似点が多い気がする。 それにしてもすごいと思うのは、結構何度も書いてるんだ…

キス・キス(ロアルド・ダール)

ダールとの最初の出会いは「予期せぬ出来事」というテレビシリーズで、これは「案内役」もダールが務めるというヒッチコック劇場的なつくりの番組だった(今ではDVD化もされてます)。小説はあとから読んだのだけど、映像化された作品の完成度の高さを再…

リジェクション

先日ある飲み会で同席した女の子に連絡先を聞こうとしましたら、「えーと、イチイチゼロの、」・・・断るときはそれぐらいのスマートさがほしいものですね・・・

悪魔は死んだ(R・A・ラファティ)

ラファティといえば、そんなのありえないよ!というトール・テールの吹かしぶりと、しかし行間から垣間見える知性と繊細さがチャームポイントだと思うのだけど、この作品はちょっとテイストが違った。 読みながら思い出したのはブコウスキーの諸作。とくに純…

シーズン到来!物欲日記

ボーナスが出たので、気になってたソニーのデジタル・ワイヤレス・ヘッドホンシステム「MDR−DS6000」を衝動買い。 まさに貧乏人のホームシアターシステムですね。音の広がりの良さはなかなか。購入決定した最大の理由は、この機種からワイヤレスの…

恋する幼虫(井口昇)

「表現すること」に対して躊躇がない、そのナチュラルさ加減。大学のサークルで参加した自主制作映画合同上映会で観た映画の数々がフラッシュバックした。 もちろんプロの技術で裏打ちされた作品なんだけど、・・・ちょっとショックだったなあ。役者がすごい…

ファム・ファタール(ブライアン・デ・パルマ)

今日曜洋画劇場観てたんですけど。いつもながらのヒッチコックごっこ(ちょっと下品風味)で、それは堪能させてもらったんですが。 噂にたがわぬ支離滅裂ぶりやねー。オチなんかハイスクール奇面組かと思ったよ。 ☆☆☆

パニッシャー(ジョナサン・ヘンズリー)

公開時はせつない結果に終わったこの映画。西部劇風のガンファイトあり、長屋暮らしの人情話あり、そして復讐のカタルシス。いったいみんな何が物足りなかったの?アクション映画に求められるべき全ての要素が満載じゃないか! 潜入捜査官フランクはその捜査…

ジェネレーションギャップ

「落下女」というお笑いバラエティ番組。その定番シリーズコントでバナナマン日村と元ニコモ新垣結衣が、ある職場環境で新入女性社員が仕事の悩みを中堅社員に相談していたら、いつのまにか中堅社員が暴走してセクハラまがいのトークを展開するというものが…

惑星大怪獣ネガドン(粟津順)

ここまでのものを作られたら、ただもう感服したというほかない。ほぼ独力によるフルCG特撮作品。 昭和100年に沸く日本に迫る災いの影。それは火星テラフォーミングによって長き眠りを覚まされた大怪獣ネガドンだった。事故で引退し、余生を無為に過ごし…

サンドキングズ(ジョージ・R.R.マーティン)

収録作の「龍と十字架の道」(宇宙の星々でキリスト教の異端を駆逐する武装神父の話)を読んで、ああこれは「ハイペリオン」シリーズのモロ元ネタだな、くらいで前半はあまりパンチの効いてない短編集という印象だった。 それで名作の誉れ高い「サンドキング…

ハリー・ポッターと炎のゴブレット(マイク・ニューウェル)

なんだかんだいいながら、毎回映画館で観てるこのシリーズ。さて今回は・・・ まず不満な点から。これはシリーズ通じてのことだけど、ハグリッドやシリウスの冤罪事件がありながら、一方でカルカロフみたいな元デスイーターが校長を務めていたりと、犯罪の裁…

タフの方舟1−禍つ星−(ジョージ・R.R.マーティン)

「バイオテクノロジーの粋を集めた巨大宇宙船号を駆る、宇宙一あこぎな商人ハヴィランド・タフの活躍を描く連作集」という惹句ですが、実際読んでみるとそんなにあこぎな人ではなかった。なんとなく「こっちも慈善事業じゃないんですぜ」というブラック・ジ…

ドッジボール(ローソン・マーシャル・サーバー)

ここ最近のコメディでは一番面白かった。最高。 まず尺が短い(1時間半)というのがいい。構成に全く無駄がなく、観終わった後、映画と一緒に全力疾走したような爽快感がある。なんでもないようで良く練られた脚本は賞賛されるべき。 あとリミッターを切っ…

0:34 レイジ34フン(クリストファー・スミス)

ロンドンの地下には地下鉄廃駅がそのまま埋もれてるって話、知ってる?という思いつきだけで撮られたと思しき映画。 アクション映画なんかでも同じなんだけど、登場人物の間抜けな行動が許せない。例えば「古代の秘宝が隠された秘密の部屋」でよく分からない…

東京物語(奥田英朗) 

中学からちょっと背伸び気分で「ビッグコミック・スピリッツ」を読み始めた。そこに掲載されているのは「平成の歩き方」であったり「いまどきのこども」「同級生」で、ホイチョイの「東京いい店やれる店」の広告だった。作中のセリフで登場する「ブラック・…

ヴィタール(塚本晋也)

俺の好きだった塚本映画復活。 前作の「六月の蛇」は世間的な評価とは逆にピンとこなくて、その前の「バレット・バレエ」もまるで?だったから、今回もちょっと期待できないかなと思っていたんだけど、良かった。「演劇的なセリフまわし」というのは、舞台系…

reckless engineers(epic45)

音響系ロックバンドのファーストアルバム。注文して3ヶ月、やっと届いたんですが・・・ セカンドアルバムの「Against the pull of autumn」がかなり良かったので、遡って聞いてみました。・・・正直、あまりの変化のなさに肩透かし。 ただ「Against〜」には…

パッチギ(井筒和幸)

ちょっと井筒監督をなめてた。フィルモグラフィ上の角川映画とか奥山映画での「えぇ?」って言いたくなる出来の悪い印象が強くってね・・・ いろんなところで言及されてる様に、役者の魅力の引き出しかたが上手い。全てのキャラが立ってる!とくに女の子の撮…

ただいまを言う相手もいない

今帰宅(AM3:30)。今日は久しぶりに飲み倒した。(量は飲めないので正確には「倒して」ないけども。)1次会、2次会、3次会と飲み屋・カフェをはしごして、さあ帰るかと思ったら、連れの女性陣が「海が見たい」と突然いうので(この時点で既にAM…

恩返し

職場の後輩が旅行から帰ってきて、旅行先の名物「川くだり」の「船頭さんの編み笠」という嫌がらせみたいなスーベニールをくれた。 どうにも処分に困るブツなので「これさぁ、帰り道のお地蔵さんにあげたら『彼女なしでは年越しも切なかろう』って、女の子を…

サイドウェイ(アレクサンダー・ペイン) 

大根の煮付けが美味しく感じられるようになったように、映画の嗜好も年をとると変化するようで。昔はただタルいだけに感じられたロードムービーも面白くなってきた。 小説家を志しながら中学の英語教師として糊口をしのいでいるマイルス。彼は人はいいが、ワ…

本日の追伸

MDって意外と洗っても大丈夫なんだね。よかったよかった。

サザエくん

今日とんでもない目に会った。 天気予報が晴れだったので釣りに行ったら、ターゲットではない「外道」だけど良型のカワハギ(30cm)が釣れた。僕は外道でも美味しければ全てOKの「晩御飯主義者」なのでウキウキして今日は刺身!と夕方頃に離れ磯からの…

A&R(ビル・フラナガン)

業界内幕ものが大好物の僕にはストライクど真ん中だった。 A&R(アーティスト・アンド・レパートリー)というのは新人アーティストを発掘するスカウトのこと。弱小レコード会社のA&R部門で働く主人公ジムが、大手会社にヘッドハントされたことから始ま…

ブラザーズ・グリム(テリー・ギリアム)

なんて普通なんだ!という驚き。「ドン・キホーテを殺した男」が空中分解した反動はかくも大きかったのかと。 ジョナサン・プライスは「ブラジル」でこそ自由を夢見る青年という役柄だったけど、「バロン」からこちらすっかり体制側の人だなあとか、モニカ・…

言霊

先日社内対抗のミニサッカー大会が開催された。その時、友人の家族が応援に来ていたのだけど、そこの子供が緑の大柄ボーダーを着ているのを見て後輩のNくん曰く「セルティックの選手みたいだねえ」。 それだけにとどまらず、Nくんは誰かが魅せるプレーをす…