2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

異生物

いまさら知ったのか、といわれるかもしれないけれど、女の子って本当に男と違う生き物だったんですね。 友人宅に2歳になる娘の成長ぶりを見に行ったのですが、意味の通じる言葉をようやく話すかなというくらいの状態なのに、その乏しいボキャブラリーに真っ…

ヒストリー・オブ・バイオレンス(デビッド・クローネンバーグ)

公開されたときの感想を読むと「人間の本質にある暴力性を焙り出す」みたいなテーマありきで見ている人が多いような印象だった。クローネンバーグ作品だけに、ついつい観念的な視点から観てしまうのでしょうか。まあでも(いい意味で)単純にストイックなア…

ブラック・ダリア(ブライアン・デ・パルマ)

『LAコンフィデンシャル』の大成功があり、この映画の当初の企画ではデヴィッド・フィンチャー監督ですすめられていたこともあり、ちょっと不安だったけれど(デ・パルマの資質と合致するのかなぁ?監督自身は好きだけど・・・みたいな気分)、みごとにデ・…

最近はそうでもないのかな?

先のドイツワールドカップで民放のBGMとして無茶苦茶流れていたので、たいがいスリコミ効果があったのではないかと思しきBasementJaxxの曲ですが、新作アルバム『Crazy itch radio』もかなりポップでいい感じ。 その中のシングル曲である『Take me back t…

イン・ハー・シューズ(カーティス・ハンソン)

カーティス・ハンソンの手際が素晴らしい。姉妹の諍いと愛情、実の母の死と再婚をめぐる父親との確執、仕事、恋愛、祖母との和解と色々な要素を盛り込んでいるのに、盛り込みすぎでおなか一杯という印象はない。『8Mile』は世評に反して個人的には今ひとつ…

トレジャーアイランド

ユーチューブでごりごりレアビデオ(主に特撮)を見ていると、こういう「ビデオ録画が一般的でない時代の映像」を(アップしてくれている人は)どういう手段で保存していたんだろう?ということをついつい考えてしまう。 それはさておき、昔の子供向け番組(…

彼岸過迄(夏目漱石)

久しぶり(3度目)に読み返してみた。 主人公(敬太郎)が就職先の斡旋を条件に探偵ごっこをさせられるところとか、堅気の人生から道を踏み外している隣人の話みたいな、ある意味どうでもいいパートが存外ボリュームがある。高校・大学時代に読んだときは(…

X−メン ファイナル・ディシジョン(ブレット・ラトナー)

ミュータントの特殊能力を描くVFXも迫力満点で、完結編としては申し分ない出来だったと思います。監督の変更はあったけれど、いい意味で職人らしい腕をみせていた。ケレン味という側面からならブライアン・シンガー以上。新キャラが顔見せだけじゃあ・・…