2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

運命のボタン(リチャード・マシスン)

映画公開にあわせた日本独自編集の短編集(という企画だったもの)。超定番の「二万フィートの悪夢」はさておき、概ね水準作といった感じで、おっ?となる未読作がなかったのが残念。(個人的には『激突!』が粒ぞろいで良かったのですが。確か文春文庫の『…

地球を守れ(チャン・ジュンファン)

ビョングは、地球を侵略せんと虎視眈々と計画を進めるアンドロメダ星人に対して、孤独な戦いを挑んでいた。一方、彼に拉致された会社社長を救出するため、警察も捜査を開始するのだが・・・ オフビートなクライム・コメディと見せかけて、演出の呼吸は完全に…

犬の力(ドン・ウィンズロウ)

各方面で激賞されていたので期待値がやや上がりすぎていたのかも・・・思ったよりあっさりな読後感でした。ただクライマックスに向けてドライブされるストーリーテリングの妙は、さすがに筆者だけあって安定感がありました。(顧みるに『ボビーZ』はこの作…

きみがぼくを見つけた日(ロベルト・シュヴェンケ)

遺伝子の異常で意思と無関係に時を移動してしまうヘンリー。彼と不思議な縁で知り合った少女クレアはいつしかヘンリーに運命的なものを感じ、やがて二人は結ばれる。しかし互いに了解していたはずのタイムトラベルの症状は彼らの家庭に影を落とし始め・・・ …

十三人の刺客(三池崇史)

オリジナル作品において濃厚だったのが、「右肩上がりの景気を前提にした企業間闘争」という当時の現実の空気を反映した「組織の中で生きるということ」というテーマだったそうですが(これから借りて復習する予定)、今作ではこれまた世相を反映して、長期…

超初心者向けアイアンスイングのメモ

考えてみたら今日は奇しくも体育の日ではないか!(正確には違うけど、昭和世代にはハッピーマンデーはシックリこないのです。)今日、ようやく第一段階のブレイクスルーを迎えた、というか補助輪なしで自転車に乗れた、感覚を掴みましたので、簡単なメモを…

コンスタントでないガーデナー

(前回までのあらすじ)この夏の異常な暑さに耐えかねた観葉植物を3鉢駄目にしてしまった私。しかしあまりの殺風景さに、新しいものが欲しいと思案に暮れていたのだが・・・ 今までいろいろ育ててきて、「もうあなたとはやっていけません。さようなら」と書…

永遠も半ばを過ぎて

快楽中枢と思しき箇所に電極を差し込まれたマウスが、電極に接続されたボタンを何度も押している、かの如く再生を繰り返していました。僕が。何かというと、少女時代の「gee」などのPVなんだけど。聞きしに勝るダンスの精度に本当に驚きました。 それはさ…