2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧
例によって「マッシブ」あたりのモブシーン・エンジンを利用した合戦場面が目玉の『指輪物語』後追い作品か、と観る前からちょっと食傷ぎみだったのだけど・・・ニュージーランドロケやWETAが特殊効果という要素がその印象を強くする。まあ監督自身もニ…
前作「Ship Building」が畠山美由紀やハナレグミといったどちらかというと通好みのアーティストをフィーチャーしてたのに対して、今回はケミストリーやSOULHEAD、大貫妙子といったポピュラー寄りな選択だったので「今回は本人のメジャー…
結局のところ、自分にとってはキングの『霧』を読むための短編集だったという印象。 「恐怖」という人間の根源に関わる感情を扱っていれば、ホラー・プロパーに拘らない、という姿勢が刊行当時は新鮮だったのだろうと想像される。けれども現在はホラーだけで…
縁、というより因果に導かれて、出会ってはいけない人々が香港の一角に集うというストーリーが、先日『ワンナイト・イン・モンコック』を観た際に連想されたので。 銃を失くした刑事、彼に協力する機動隊(PTU)、ボス同士の抗争、それを追う捜査班、互い…
重いわー『白夜行』。なんて息苦しい世界なんだろう・・・、と気付くと塩谷瞬と小出恵介って『パッチギ』コンビやん!気がつかなかった。不覚・・・ 本格ブレイクももう間近かな。 ところで綾瀬はるかって単純に「かわいい」とスパッといいきれない部分があ…
くつろぎの時間のBGMにジャズの適当なコンピレーションアルバムがほしい、けれども「リカード・ボサノヴァ」とか「クレオパトラズ・ドリーム」みたいにベタなのはちょっと・・・、でもゴリゴリにマニアな曲じゃよく分からないしなぁ、という見栄っ張りな…
ああ、これはノワール版『ラヴ・ソング』なんだなと思って開巻当初は期待したんだけど・・・ クリスマス・イブを控え、活気にあふれる香港の街、旺角(モンコック)。そんな折、些細な小競り合いを口火に組織のボス同士の抗争が勃発。一方の組織のボス、ティ…
安普請を覆い隠すようなエフェクトが鬱陶しい。カキワリじみたCGセットが薄っぺらく貧乏くさい。青臭い主張が空回りで物語がドライブできてない。という評判はまったくそのとおりだった。 でも映画としての質云々をひとまず置くならば、観終わったあとにな…
結構いい評判を聞いてたので期待してたんだけど・・・ホラーはやっぱりアッパーなノリがないと厳しい。つまるところ娯楽作品ではある訳で。 羽目を外すつもりで山小屋にやってきた街の大学生5人組。だがそんな気楽なバカンス気分は謎の伝染病に罹った浮浪者…
ボーダフォンはソニー・エリクソンのキャリアが少ないので、今回の802SEの無料キャンペーンに飛びついた人は多いと思うのですが、「ただほど高いものはない」とはよく言われるところ。何かいわくがあるのかとネットで調べると、いくつか読んだインプレ…
とにかく、「すごい悪人」とか「すごい善人」とか「素晴らしい美人」みたいに、飛びぬけた属性を備えた登場人物がひとりも出てこないのがすごい。主人公ですら奇矯なキャラではあるものの、学年に一人や二人はいたようなリアルな変人ぶり。要は「映画サイズ…
音楽温故知新:AOR編。ドゥービー・ブラザーズのメンバーも元所属していたユニット、スティーリー・ダンの片割れでAORの代名詞、みたいな「ポピュラー・ミュージック」音楽史上の基礎知識はあったのだけど聞くのは初めて。 知っている人にとっては、本…
重いテーマをさらっと映画にしている。スピルバーグ作品の系譜からいくと「太陽の帝国」、「シンドラーのリスト」に連なるようなものだという思い込みで観に行ってみたら、実際のテイストは「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」に不思議とよく似ていた。 …
本当にもう何回目だっていう感じで、今日も今日とて「ナウシカ」が日テレで放映されているわけですが。 時々観てみると、記憶よりもさらにオールドスクールなセリフまわしだったりとか色々発見もあるのだけど、大人になって気付いたこと。というか確信したこ…