2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

幼年期の終わり(アーサー・C・クラーク)新訳版

クラーク追悼記念+メジャーすぎて知っているつもりになっている古典をちゃんと読んでみようシリーズ。時期はずれなのは、小室哲哉があんなことになって→中学の頃TM聞いてたよなあ→「CHILDHOOD'S END」って考えてみたら読んだことなかったよ・・・というの…

ウルヴァリン:トレーラー

公開になっておりました。ベニオフ好きとしての注目ポイントは物語なんですが。でも正直脚本家としてのベニオフはちょっと微妙なんだよなぁ・・・小説書いてください。 X-MEN ORIGINS: WOLVERINE HD

20世紀の幽霊たち(ジョー・ヒル)

雑誌などのレビューでもキングの息子ということは伏せてあるものが多かった。販売上は強力なフックだと思うのだけれど、やっぱり先入観を排して読んで欲しいということなんでしょうか。 さて内容ですが、収録作はどれも水準以上と断言してよいと思います。た…

ある殺し屋(森一生)

市川雷蔵の現代劇を初めて観たのだけど(それをいったら時代劇もほとんど観てないけれど)、意外と地味ですね。しかしさすがに「スタア」というのか、黙っていても滲み出る迫力があって、表の顔は小料理屋の主人、裏家業は殺し屋という主人公のキャラクター…

ダンテ01(マルク・キャロ)

大仰で思わせぶりなナレーション、歴史上の人物や神話の登場人物の名前を持つキャラクター、閉鎖空間のサバイバル、という要素を挙げたらどこの自主制作映画かって話ですが、ちょっとこれは・・・ないんじゃないの? 監督の名前を見てこの作品を手に取った人…

幸福な食卓(小松隆志)

こんな爽やかな作品だったとは。キットカットとのタイアップなんかもあって(その割りにあまり話題になってなかったけれど)何となく敬遠してたんだけど、もったいないことをした。 全編通して過剰さを戒めるような落ち着いたトーン。例えば終盤の手紙が届く…

ウォーリー(アンドリュー・スタントン)

ゴキブリのやつがいい芝居しやがんのな。 それにしてもデートムービー、家族向け、そしてもちろんSFファンと全方位レンジの対応ぶりにピクサーの凄みを感じて感服することしきり。ベタな話を丁寧に行き届いたエピソードで組み上げていくスキルは他社の追随…

ハローサマー、グッドバイ (マイクル・コーニイ)

※ネタバレ注意:ちょっと事前情報を入れすぎたきらいがあった。いわく「知る人ぞ知るSF青春恋愛小説の傑作」「最後の1ページで世界観をひっくり返すどんでん返しが!」。自分でレビューや感想を読んでおいてなんだけど、落としどころを確認するような読書…