2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧
密室記憶喪失サバイバルもの。水準作だけどパンチに欠けた。ところでジム・カヴィーゼルって未だに「主演」がしっくりこない役者である。逆にこれははまってるなと思ったのは、『ペイ・フォワード』でオスメントくんに「親切」を受けるホームレスの人。 ☆☆1…
痛快戦争アクションなのかと思いきや『戦火の勇気』みたいな話だったので、名作といえども見てみないと分からないもんですね。とはいえクライマックスではすごいモブシーンが展開。雪村いづみがキュートだった。 ☆☆☆☆
コアなファンからは異論があると思うけど、「ゲキレンジャー」はここ最近の戦隊ものでは一番面白かった気がする。(熱心な視聴者とはとても言えないので、早朝釣り番組からの流れで普通に見入ってしまった率が高かった、という意味で。) 「愚直なまでの王道…
面白おかしく人がバンバン殺される映画かと想像してたら、意外にハードボイルドな話だったですね。 「父と子」という自身の体験がモチベーションだった『ビッグ・フィッシュ』あたりにはリアリティがあったけれど、そればっかりもやってられないということな…
「『MI3』を蹴ってまで撮りたい映画がこれだったのか・・・」という記事を眼にした記憶があるけれど、確かにそんな感じ。 おもしろ、バイオレンス、オシャレ、アクションみたいな構成要素のベクトルや配分の整理がつかないまま作っちゃった、という印象。…
ダメ教授のようで実は・・・という仲代達矢の飄々とした演技が素晴らしい(なんでも当初は宍戸錠主演で日活映画として企画されていたのだとか。この作品に関していえば仲代達矢で大正解だった)。それ以上に天本英世のダークヒーローぶりがこれまた格好よく…
今日のめざましテレビに芥川賞受賞の歌手/作家の川上未映子がゲストとして登場していた。例によって軽部アナが「これで今日から川上さんもめざましファミリーですね」と。「旬の人をつかまえてファミリー呼ばわり→使い捨て」のめざまし商法のやな感じはこれ…
「組織で生きていくとは」ということについての映画だと思う。別にギャング組織に限らず。 堅実な取引で知られたドラッグ・ディーラーの主人公。ひと財産できたので早々と引退を考えていたが、勝ち逃げを許さないのが世の中、組織のボスからやっかいな仕事を…
『エネミー・オブ・アメリカ』のジーン・ハックマンの役が、この作品での彼を下敷にしていると知って、ずっと気になってたのをようやく鑑賞。『地獄の黙示録』や『ゴッドファーザー』などの影でコッポラのフィルモグラフィ中ではちょっと地味だけど、さすが…
吹石一恵のナレーションは女優業そのものより素晴らしい。いや本人も好きだけど。
みなさんの小学校の教科書には『おてがみ』は載っていたでしょうか? 個人的に悲恋ものより友情ものの方がツボで、例えば映画(アニメ)『銀河鉄道の夜』なんかを観ると必ず泣けてしまう。もちろん『泣いた赤鬼』などもグッとくる物語なんだけど、泣かせよう…
世間の世知辛さをバイオレンス風味で容赦なく描く、というのが大なり小なり傾向としてあるように思う。スペイン映画って。考えてみたらゴヤの国だからなあ・・・ この作品は「強引なんだけどそれしかないという結末に主人公がなすすべもなく叩き込まれる」と…
基本的に性善説を信じたい作家なんだろうなと思う。(一方で、子供が親の都合に振り回されて致命的な悲劇に見舞われる『先生、知ってる?』なんかも書いている訳ですが。)長年教職にあっただけあって、金八的でもあり。でも殺伐とした世の中なのでこういう…
空爆で母を亡くし、アメリカへの復讐を誓ったイラク人オマール、田舎育ちだがスターに成り上がるためには手段を選ばないサリー。彼らはひょんなことから国民的人気オーディション番組「アメリカン・ドリームズ」のプロデューサーの目に留まり、予選ラウンド…
女性が思い描く「男兄弟二人暮しの充足した世界」というのはもちろん一種のファンタジーであって、それを男の監督が作品化するというのは結構倒錯的な試みだなと思っていたのですが、ふたを開けてみたら穏やかかつ心地よい作品になっていました。 それだけに…
実に残念な出来。もう一度両シリーズを全部見て出直して来いと言いたい。 まず一番いただけなかったのは、犠牲者の選択。妊婦や赤ん坊といった無力な存在を手にかけるのは見ていて不愉快だった(「人死に」はいくら出ても構わないんだけど)。スクリームのシ…
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。