2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ブラッド・ファーザー(ジャン=フランソワ・リシェ)

『ロスト・フライト』が最高だったので、監督の前作はどうだったのかなと見てみたのですが、正直、気が滅入るような行き止まりの掃きだめで生きている人々が殺しあう話なので手放しに面白かった!とはならなかった。しかしながら、こういう犯罪映画は時々見…

極めて私的な超能力(チャン・ガンミョン)

アジアの作家で、日本のポップカルチャーに勢いがあった時代(80~90年代)に影響を受けた世代の作家の作品を読むと、良くも悪くも表層的で物足りないなと思うことが多かったのだけど、それは正に「表層的であること」にアコガレを抱いて※オマージュしている…

MEN 同じ顔の男たち(アレックス・ガーランド)

気持ち悪さが極まっていましたね。ホラー映画ということを踏まえるならばその強烈な印象が残るだけでも成功なのかもしれませんが、ありていに言えば「流行りの」フェミニズム・ホラーなんですよね。その点から評価するなら、物語の端々に現れる不快なシチュ…

最後のジェダイについて

僕は『最後のジェダイ』は(真にエポックメイキングだった最初の三作の意義を抜きにすれば)スター・ウォーズ最高の一作だと思っていて、何周年とか新シリーズにことよせて、みたいなこととは全く関係なく、意見表明というか単純に感想として書いてみんとて…

イコライザー THE FINAL(アントワーン・フークア)

ジェイソンみたいな神出鬼没のモンスターが本当のヒーローだったら面白いんじゃない?という発想の転換がこのシリーズの企画の発端だったと思うのだけど※、いよいよ全面的にその要素を押し出してきたなという印象でした。ためて、ためてからの爆発だったから…

ゴジラ(本多猪四郎)

芹沢博士の中では、最初からオキシジェン・デストロイヤーの使用を決定するというのは自らの死とセットだった、と考えると不憫すぎて泣けました。同時に、現実の原爆もそのようにせめて1回限りの再現性のないものだったらよかったのにという作り手の切実さ…

ゴジラ-1.0(山崎貴)

正直、ドラマパートの演出がむずがゆくなるほど厳しかったです。どうしてああいう感じになるのかな。安藤サクラを比較すると分かりやすいけど、是枝監督などのように「そのような人が話している」という自然な演出は役者のポテンシャル的にも可能なんですよ…

ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(金子修介)

かねてから見たいと思っていて期待値が上がりすぎていたのか…製作年のせいか東宝というより東映的(というかVシネ的)だな、と思いました。役者が大根すぎ安すぎ。怪獣映画の人間パートってどうしてこういう感じになるのか…まあ演出が悪いからだと思うけど。…

グランツーリスモ(ニール・ブロムカンプ)

「ゲームが実写に近づいたんだから、実写がゲームに近づいてもいいじゃないか!」、対へて曰く「そうですね。」という、それ以上でもそれ以下でもない話だったな、という印象です。 これは作品の出来とは全く関係ないことなんだけど(いやそうでもないか?)…