2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ウォールフラワー(スティーブン・チョボスキー)

エマ・ワトソンは、本人は多分人柄としてはいい人なんだと思うけど、役者としてはコクがないというかいつも物足りない印象で。この作品のこの役に必要なチャーム(この人について行きたい、自分が勝手に作っていた壁をぶち破ってくれそうな気がする、みたい…

T-34 レジェンド・オブ・ウォー(アレクセイ・シドロフ)

主人公は身をやつしても匂い立つハンサムオーラがすごいなって思いながら見てたのだけど、あの快(怪)作「魔界探偵ゴーゴリ」の人だったんですね。見間違えた!イェーガーはちょっと「デュエリスト」の雰囲気があったかな。 「潜水艦もの」のような機能が限…

哀しき獣(ナ・ホンジン)

(ネタバレ)公開当時評判は聞いていたけど、韓国陰惨バイオレンスの流れが食傷ぎみだったのでスルーしていたのですが、先日『暗数殺人』でキム・ユンソクをみたら過去作が見たくなって。なるほど、寄る辺なき者たちのノワールという感じで良かったですね。…

お嬢さん(パク・チャヌク)

(ネタバレ)グランギニョルのパノラマという雰囲気がちょっと鈴木清順っぽいなというところと、エログロナンセンスな感じが夢野久作風でした。きっと狙ってると思うのだけど。あと変態的な上月が最近見た『毒戦』の好演が印象的だったチョ・ジヌンだったと…

エターナルズ(クロエ・ジャオ)

主人公の人が麻生久美子に見えて仕方がなかったのと、スプライトのキャラ造形が手塚治虫作品の匂いがしましたね。(いたいけで可愛らしいけど不憫みたいなのが私にはツボなのです。) 最初、敵キャラのデザインやビジュアルという意味での世界観がやけにファ…

花束みたいな恋をした(土井裕泰)

趣味が同じだから、という一点突破じゃ永続的な関係は結べない。個人的には、趣味は違っても価値観が同じなら大丈夫だと思うのだけど。主人公たちは結婚しても良かったと思うけれど、物語として表に出てこない部分で絹ちゃんは踏み切れない何かを感じていた…