エージェント17(ジョン・ブロウンロウ)

 殺し屋ランキングの世界ということで、『殺しの烙印』というかつまり『深夜プラス1』のアクション増量現代版みたいな話でした。(ちなみにウイスキーの白州が登場するくらいだから作者は見てると思う。)よくある話だけど、語りがつつがなくてするするスムーズに最後まで一気呵成ですごく面白かった。同ジャンルだと『ナイト・エージェント』に比肩するくらいよかったです。ところで一人称の暗殺者主人公って、職業からするとありえないくらいナイーブな造形が多いですよね。まあそうでないと読者が共感できないからな…

☆☆☆1/2