2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

Newtone(NEWTONE)

僕が持っているのは1996年発売のEC版。エド・サリバンショー出演みたいなシチュエーションのジャケット写真が妙に気持ち悪くてインパクト大。それでどんなバンドかと聞いてみたらアシッド風ファンクですごく良かった、というのが出会い。だったのだけ…

震える血(V.A:ジェフ・ゲルブ編)

エロティック・ホラーのアンソロジー。そもそもホラー小説の始祖たる「ドラキュラ」自体がセックスのメタファーが濃厚なので、性的描写というものはホラーの要素として切っても切れない関係ではある。 こういうアンソロジーに対しては、テーマを(そしてジャ…

Survive Style 5+(関口現)

CM畑の監督の悪いところばかりが目に付いてしまった。 普段の演出の呼吸のせいか、広告系の監督は(市川準を除く)とにかく短い時間に極端な情報量を詰め込みすぎる。時間に貧乏性。あとこの作品は色彩設計とプロダクションデザインがCM向きというか、イ…

スト2世代

「Blood+」を観ていて思ったけれど、カプコンのゲーム設定画→西村キヌの絵の、現在活躍中のイラストレーターへの影響ってものすごく大きい。(喧しく言われてたけど)「エウレカセブン」なんかもモロそうだし。かつてのメビウス→大友克弘の漫画家・イ…

Maiden Voyage(Herbie Hancock)

基本の復習シリーズ。ジャズ温故知新。 ピアノアルバムといえば、そしてハービー・ハンコックといえばこれをまず押さえとけ、という位置づけのアルバム。だと思う。受け売りなのですいません。 「処女航海」というタイトルに象徴されるように、一種のコンセ…

ロング・エンゲージメント(ジャン=ピエール・ジュネ)

ピンになってからの作風を考えると、(「エイリアン・リザレクション」はスタジオ側の要請でああいうテイストになったものの)ジュネ&キャロのロマンティック担当はジュネだったのだなあと。 ビジュアリストとしての側面は、潤沢なバジェットを得て思う存分…

Nite Versions(Soulwax)

全然フィールドワークなどしないデスクトップ・リスナーなので積極的に聞きかじり情報でレビュー。受け売っていくぜ。 ベルギーの5人組バンド、Soulwaxのオリジナル2ndアルバム『Any Minute Now』を、中心メンバーであるDJユニット「2 Many DJ's」ことデ…

スパニッシュ・アパートメント(セドリック・クラピッシュ)

この監督で相性がよかったのは結局「猫が行方不明」だけかも・・・ 登場人物の誰一人として共感できるキャラがいなかった。というのがまずシンドイ。オドレイ・トトゥ目当てというわけでもなかったのだけど、彼女の役柄が面倒くさい女の子で好きになれなかっ…

シン・シティ(ロバート・ロドリゲス)

ようやく観ました。 掃き溜めみたいな場所が舞台で、ごっついオヤジどもが主人公。しかも血は飛沫き、首や手がポンポン飛ぶような映画なんて・・・メチャメチャおもしろいやん!! 立場も個性も違う3人の男たち。無法者、犯罪者、冤罪の刑事。目的のために…

カンディダ・ヘーファー

ドイツの女性写真家Candida Hoferの「In Ethnographischen Sammlungen」を購入。最近いくつかの雑誌で取り上げられているのを見てアマゾンで衝動買い。無人の公共施設を特異な感覚で切り取るベッヒャー派の才人、とのことで、この本はそのベスト・ワークス的…

パロディ・トレーラー

いまさらなんですが、WeeklyTeinou蜂Womanさんで紹介されていたパロディ作品の紹介。ゾンビ版「ウェストサイド・ストーリー」とハートフル・コメディ版「シャイニング」 クオリティの高さは実際観ていただくとして、素材としての画にはほと…

コラテラル(マイケル・マン)

腕のいいタクシー運転手マックス。彼には個人営業のリムジンサービスという夢があった。しかし実現にはまだまだ遠い。そんなある夜、たまたま乗せた景気のいい客。なんと彼は殺し屋だった・・・。 「あんな目立つ壊れたタクシーで仕事するなんてプロじゃない…

トレンドセッター・時間差アタック

ユリイカの次の次あたりの特集は「三島由紀夫」だと思う。「春の雪」に合わせて。「妖怪大戦争」(及び「姑獲鳥の夏」?)のタイミングで「水木しげる」特集するところだから。

スは宇宙のス(レイ・ブラッドベリ)

僕の中でのブラッドベリは「たそがれの国」の住人。彼の作品に自分が何を求めているのかよく分かった。 この短編集はオールド・スクールなテイストのSFで、ディックの初期作品と言われたら信じたかもしれないくらい「らしさ」がない。(ディックも初期の頃…

オールド・ボーイ(パク・チャヌク)

なんかすげーもん観た・・・(詠嘆)、という感じ。カンヌグランプリというのは、確かタランティーノが審査委員長だった時で、「審査委員の好みがでている」というような言われ方をしていた覚えがある。なるほど同感だった。 突然監禁され、15年後に開放さ…

肌ざわり(尾辻克彦)

タモリ倶楽部のロングヒットしたショートコーナー「東京トワイライトゾーン」の元ネタである「超芸術トマソン」あるいは路上観察学会で有名な芸術家、赤瀬川原平の作家活動名義「尾辻克彦」としての処女小説集。 娘の胡桃子との父子家庭の日常を淡々とした筆…

デスレコード

「シン・シティ」すごくみたいのにまだ未見。ところで「sin」という言葉からすぐ連想するのは、ペットショップ・ボーイズの「イッツ・ア・シン」。というか、「sin」という英語の意味をこの歌で初めて知った。 そしてもうひとつは、私のオールタイム・…

僕はジャックの際限ない煩悩です。

コーアクシャル・エスケープメント搭載のイカス奴、オメガの「シーマスター・アクアテラ」を購入。きっかけは周りの友人たちが「ブランドもの時計」をしているのが最近結構目に付いたので。「一生もの」と思えばまあ買ってもいいかなと思ったわけです。予算…

大統領の陰謀(アラン・J・パクラ)

最近ディープ・スロートが正体を明かしたこともあって原作が再発されたようですが、そういう世間の流れとは関係なく「ウィリアム・ゴールドマン祭り」の一環として鑑賞。 やはり主役2人の熱演につきる。というか固有名詞が多すぎて事件の全容が掴みきれなか…

今日の発見

「女神転生2」のフロアのBGMはカジャ・グーグーの「君はTOO SHY」のイントロとほぼ同じ。 ※まめちしき:「ネバー・エンディング・ストーリー」の主題歌を歌っていたリマールはカジャ・グーグーのフロントマン。 ※まめちしき2:その「ネバー〜」は…