2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

物欲日記DVD編

先日「ファイト・クラブ」のDVDを久しぶりに見ていたら(多分20回目くらい)ブラッド・ピットからの連想で「12モンキーズ」がやけに観たくなってきた。 そういえばそろそろ安くなってるかもしれない、と思いショップへ行くと全然安くなってなかった。…

年の瀬

先ほどNHKの『にっぽんの現場:「秋葉原年の瀬物語」』を見てたのですが。内容は秋葉原をめぐる人間模様のドキュメンタリー番組。なぜかしら見終わったあと訳もなく泣けてきて。 個々の生活風景にシンパシーを感じた、ということはなかったのだけど、アキ…

ライフ・アクアティック(ウェス・アンダーソン)

シンメトリーにこだわった構図、ちょっと奇矯な登場人物、傲岸不遜なくせにナイーブな主人公といったいつもの監督らしい要素満載。しかも親子の年の開きのある2人が同じ女性をめぐって三角関係(というか主人公の横恋慕)=「天才マックスの世界」、と崩壊…

キング・コング(ピーター・ジャクソン)

今年の「タイタニック」は「キング・コング」だったってことで、アカデミー賞は決定でよいのではないでしょうか?「スケール」とか「役者の格」とか「監督の思い入れ」みたいな類似点が多い気がする。 それにしてもすごいと思うのは、結構何度も書いてるんだ…

キス・キス(ロアルド・ダール)

ダールとの最初の出会いは「予期せぬ出来事」というテレビシリーズで、これは「案内役」もダールが務めるというヒッチコック劇場的なつくりの番組だった(今ではDVD化もされてます)。小説はあとから読んだのだけど、映像化された作品の完成度の高さを再…

リジェクション

先日ある飲み会で同席した女の子に連絡先を聞こうとしましたら、「えーと、イチイチゼロの、」・・・断るときはそれぐらいのスマートさがほしいものですね・・・

悪魔は死んだ(R・A・ラファティ)

ラファティといえば、そんなのありえないよ!というトール・テールの吹かしぶりと、しかし行間から垣間見える知性と繊細さがチャームポイントだと思うのだけど、この作品はちょっとテイストが違った。 読みながら思い出したのはブコウスキーの諸作。とくに純…

シーズン到来!物欲日記

ボーナスが出たので、気になってたソニーのデジタル・ワイヤレス・ヘッドホンシステム「MDR−DS6000」を衝動買い。 まさに貧乏人のホームシアターシステムですね。音の広がりの良さはなかなか。購入決定した最大の理由は、この機種からワイヤレスの…

恋する幼虫(井口昇)

「表現すること」に対して躊躇がない、そのナチュラルさ加減。大学のサークルで参加した自主制作映画合同上映会で観た映画の数々がフラッシュバックした。 もちろんプロの技術で裏打ちされた作品なんだけど、・・・ちょっとショックだったなあ。役者がすごい…

ファム・ファタール(ブライアン・デ・パルマ)

今日曜洋画劇場観てたんですけど。いつもながらのヒッチコックごっこ(ちょっと下品風味)で、それは堪能させてもらったんですが。 噂にたがわぬ支離滅裂ぶりやねー。オチなんかハイスクール奇面組かと思ったよ。 ☆☆☆

パニッシャー(ジョナサン・ヘンズリー)

公開時はせつない結果に終わったこの映画。西部劇風のガンファイトあり、長屋暮らしの人情話あり、そして復讐のカタルシス。いったいみんな何が物足りなかったの?アクション映画に求められるべき全ての要素が満載じゃないか! 潜入捜査官フランクはその捜査…

ジェネレーションギャップ

「落下女」というお笑いバラエティ番組。その定番シリーズコントでバナナマン日村と元ニコモ新垣結衣が、ある職場環境で新入女性社員が仕事の悩みを中堅社員に相談していたら、いつのまにか中堅社員が暴走してセクハラまがいのトークを展開するというものが…

惑星大怪獣ネガドン(粟津順)

ここまでのものを作られたら、ただもう感服したというほかない。ほぼ独力によるフルCG特撮作品。 昭和100年に沸く日本に迫る災いの影。それは火星テラフォーミングによって長き眠りを覚まされた大怪獣ネガドンだった。事故で引退し、余生を無為に過ごし…

サンドキングズ(ジョージ・R.R.マーティン)

収録作の「龍と十字架の道」(宇宙の星々でキリスト教の異端を駆逐する武装神父の話)を読んで、ああこれは「ハイペリオン」シリーズのモロ元ネタだな、くらいで前半はあまりパンチの効いてない短編集という印象だった。 それで名作の誉れ高い「サンドキング…

ハリー・ポッターと炎のゴブレット(マイク・ニューウェル)

なんだかんだいいながら、毎回映画館で観てるこのシリーズ。さて今回は・・・ まず不満な点から。これはシリーズ通じてのことだけど、ハグリッドやシリウスの冤罪事件がありながら、一方でカルカロフみたいな元デスイーターが校長を務めていたりと、犯罪の裁…

タフの方舟1−禍つ星−(ジョージ・R.R.マーティン)

「バイオテクノロジーの粋を集めた巨大宇宙船号を駆る、宇宙一あこぎな商人ハヴィランド・タフの活躍を描く連作集」という惹句ですが、実際読んでみるとそんなにあこぎな人ではなかった。なんとなく「こっちも慈善事業じゃないんですぜ」というブラック・ジ…