ちょっとプログラムピクチャー的な構えのコンパクトなサスペンス。とても面白かったです。名匠とされる人がかつてそういう枠で撮った傑作、という感じが増村とか岡本作品を連想させます。ただ「今となっては知る人ぞ知る作品」ということで結構持ち上げられているところもあるかなと思ったのは、展開にかなり飛躍したところがあったから(人の命がかかっている列車での移動の最中に女性と知り合いになったり)。
一方、画面作りでは要所のレイアウトや対面に映る窓越しのアクションなど素晴らしく格好良い場面もあって、カルト的な人気があるのはなるほどという感じでした。
☆☆☆1/2