コッホ先生と僕らの革命(セバスチャン・グロブラー)

 イギリス帰りのコッホは英語教師としてドイツの母校に赴任した。彼は授業の一環としてサッカーを取り入れるが、その型破りなあり方に、規律・服従を重んじる「校友会」や旧来の価値観を至上とする教師からは反発される…

 びっくりするくらい構成が良い意味で定番通りで、こういうのって世の東西を問わないんだなと思いました。安心して観られるし、学生含め役者陣※は本当に上手でした。(憎々し気に演じる悪役の人が徹底しててよかったのだと思う。)

 何だか学校の和室で道徳の時間か何かに観た映画を思い出すような、そういうテイストの作品でした。

☆☆☆1/2

ダニエル・ブリュールって初めて意識したのは『イングロリアス・バスターズ』だった思うけど、『ラッシュ』や『シビル・ウォー』とか役柄が幅広くて、どれも説得力があるから素晴らしいですね。

※ドイツサッカー事始めの話なんだけど、物語はそれこそinspired byというかかなり脚色されているみたいです。