ドイツ軍人を主役に据えるためのエクスキューズに苦慮した様子。面白かったです。
硬派な戦争アクションを想像してたら、意外と戦争風刺コメディ的でもあり。(どっちに行きたいのかちょっと踏み込みが中途半端なところもあるけれど。)最初は冗談みたいな思い付きから始まった計画だとか、戦争に似つかわしくない牧歌的な村が舞台であったり、敵役の米軍指揮官がステロタイプのマヌケキャラだったり。(でも実はドナルド・サザーランドが副主人公というのがそういう印象になってしまう一番の原因か?)
ところで、雪の降りしきるヨーロッパの大都市で、パラシュート降下した決死隊が作戦遂行過程で一人また一人と斃れていき、最後は主人公とヒロインも・・・みたいな話を小学校の頃水曜ロードショーかなんかで観て、その映画が『鷲は舞い降りた』だとばかり思っていたのですが、全然違う話でしたね。あれは何というタイトルの作品だったのか。ラブシーンで「ヒロインの背中に収容所の番号が刺青されている」という画を鮮烈に覚えているのだけど、妄想だったかしらん?
☆☆☆1/2