2010-08-14から1日間の記事一覧

パンドラの匣(冨永昌敬)

先日読んだ原作は、林間学校の高揚が果てしなく引き伸ばされたような一種の「ユートピアもの」の枠で展開する青春喜劇で、あまりメメント・モリというか、エロスとタナトスみたいな方面の要素は感じられないのがむしろ予想外という、風通しのよい小説でした…