2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

エリート・スクワッド(ジョゼ・パジーリャ)

各所で話題になっていましたが、なるほどベルリン金熊ウィナーというのも納得の傑作でした。 ブラジルのファベーラを舞台にしたドキュメンタリータッチのルックと語り、という点ですぐに想起されるのはやはり『シティ・オブ・ゴッド』ですが、脚本が同じ人だ…

MIB3(バリー・ソネンフェルド)

もともと移民を宇宙人になぞらえて、かつ都市伝説のパロディ風味のブラックコメディとして作られた本シリーズ。個人的にはしょーもないギャグをコンボで叩き込んでくることで脱力気味に笑わされてしまった2作目が結構好きだったので、3作目はどうなってる…

DATSUGOKU 〜脱獄〜(ルパート・ワイアット)

タイトルだけ見たら、一山いくらで買い付けてきた最近のセガール映画みたいだけど、『猿の惑星 創世記』の監督の出世作ということで観てみました(原題:The Escapist)。『創世記』は思わぬ傑作で、映画とはまずもって画で語るメディアだ、ということを改め…

インコテックスレッド:チノ

今年はクールビズがさらに前倒しで実施され、こりゃスーツ買うよりパンツとシャツを買った方が安く済むし無駄にならないな、と色々物色しておりました。せっかくの職場用なのでパンツは(バーゲンで買うお買い得アイテム以外は)インコテックスやPT01な…

トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン(ウィリアム・ピーター・ブラッティ)

なるほどこれは怪作。全く事前情報なしにどこに連れて行かれるか分からないままに見るのが正解の映画だと思います。しかし、テーマに対して真摯過ぎる余りこういう表現にならざるを得なかった、という作り手の切実さをひしひしと感じました。それで監督は誰…