燃ゆる女の肖像(セリーヌ・シアマ)

 芸術家がその対象を「掴んだ」と思うまでの話ということで夏目漱石の『草枕』みたいだなと思いました。(対象がいわゆる「世間から浮いている人」で、恋愛や社会生活に困難を感じているところも似ている。)

 しかしながら世で言われているほど感銘を受けなかったのが正直なところ。時々ハッとするような画が出てきたり、祭りの輪唱など印象的なシーンはあったのだけれど。

☆☆☆