趣味が同じだから、という一点突破じゃ永続的な関係は結べない。個人的には、趣味は違っても価値観が同じなら大丈夫だと思うのだけど。主人公たちは結婚しても良かったと思うけれど、物語として表に出てこない部分で絹ちゃんは踏み切れない何かを感じていたということなのかな。
それはさておき冒頭の「イヤホン片方ずつでは本当にその音楽を聴いたことにならない」というのは、持論としてはいいと思うけど、赤の他人に説教しに行くなんて常軌を逸した行為で映画としても飛躍しすぎだと思いました。僕ならぎょっとして今後の関係性を考え直すかな…(作品としては、それ以外の部分はすごく良かったのだけど。もったいない。)
☆☆☆1/2