2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

大人のまじめなカバーシリーズ(安藤裕子)

昔からのファンには邪道の謗りを免れ得ないと思うのでスルーしていただきたいのですが、冨田ラボから入った人間なのでご容赦を。アルバムそのものより、聞いてつらつら思ったことを書きたいと思います。 安藤さんはどちらかというと憑代系の歌唱法、いい意味…

トゥルー・グリット(コーエン兄弟)

登場人物たちがここぞという時に見せる信念という意味で、真の「勇気」というよりもなんだか「気骨」という言葉がしっくりくる映画でした。酔いどれジェフ・ブリッジスも、口だけ番長のマット・デイモンも、出番は短いながら印象に残るバリー・ペッパーの頭…

ステップフォード・ワイフ(ブライアン・フォーブス)

『ボディ・スナッチャー 恐怖の街』が共産主義アレルギーとしたら、この映画はウーマン・リブ反動ですね。「映画は世相を写す鏡」というようなことはよく言われますが、米映画の反応の素直さは逆にちょっとビビるレベルだよ。ちなみにニコール・キッドマンに…

観光(ラッタウット・ラープチャルーンサップ)

あまり乗れませんでした、ということを先ず記さねばなりますまい。いじわるな言い方をすれば、いかにもクリエイティブ・ライティングコース出身らしい頭でっかちな内容に感じられて。「英語圏受けするエキゾ趣味」で彩られているのもなんだか鼻に付く。確か…

ゲット・カーター(テッド・ルイス)

裏社会ではその名を知られたジャックが故郷に帰ってきた。不自然な死を遂げた兄の、その理由を探るため、そして復讐を遂げるため・・・ リメイクにあたる『追撃者』はほとんど話題にもならなかったけど、淡々とした無駄のないストーリーテリングが好みで、年…

殺しの分け前/ポイント・ブランク(ジョン・ブアマン)

裏切られた!ウォーカーは長年の友人から持ちかけられたヤマで獲物を横取りされ、しかもそれは彼の妻との共謀であった。それから1年、復讐に燃える彼の前に重要な情報があると持ちかける謎の男が現れた・・・ いきなりのっけから素っ頓狂な編集なのでびっく…

ダークナイト(クリストファー・ノーラン)

世評の大絶賛に対して、傑作と認めるのにやぶさかではないけれども、そこまで素晴らしかったかな・・・とリアルタイムで見て以来ずっとそのギャップが飲み下せないままだったのですが。ひとつ思い当たることとしては、『ビギンズ』の評判の悪さで期待値が激…

カンパニー・マン(ヴィンチェンゾ・ナタリ)

久しぶりに再見。クールでミニマルなプロダクションデザインがSF気分を醸成していて悪くない。『ガタカ』にも通じる気がします。というか、低予算でそれなりの感じを出そうとすると必然的にこうなるのかも。光と影を強調した画作りとルーシー・リュー演じ…

塔の上のラプンツェル(ネイサン・グレノ/バイロン・ハワード)

3Dで(第2)黄金期のあの感じをナチュラルに再現していたのが嬉しい。ラセターが陣頭指揮を執るようになって、ピクサーの技術がテクニカルな部分だけじゃなく演出面までフィードバックされているのではないだろうかと感じました。正直にいうとプロット面…

GONIN(石井隆)

すごく久しぶりに再見。好きじゃない人だけど奥山和由が一番ギラギラしてた頃、の作品ですね(あ、でも例の「乱歩」の後なのか)。石井作品にありがちな「流れを逸脱するほどの過剰さ」が一般向けにいい具合に剪定されて間口が広くなってる感はやっぱりあり…

ユーティリティー:BURNER スーパーファスト レスキュー

トレンドに負けてデカ頭のドライバーも買ったのだけど、打った時の手ごたえがカスーンとしたもので昔のものにくらべて興趣に乏しい(何だかドーピング的)。捉え易くはなったものの、やっぱり正解のインパクト時のピキーンとした響きがあってなんぼ、という…

続・超初心者向けスイングのメモ

あれからコースには2回出て、少しずつ按配が分かってきたのだけど、間違いなく言えることは、「迷ったら基本に帰るべし」ということですね。左手の伸長はやっぱり大事だし、アドレスセッティングをおざなりにしては駄目だし、ヘッドスピードを上げるのは重…