あまりにもセカイ系がすぎるだろうとやはり思いました。いつの世代もそういう需要が一定あるということなのかな(この前も書いた気がしますが)。恋愛がすべてであるような青春描写も抽象的空想的すぎて飲み込めなかった(地に足がついていない頭で書いたドラマという気がしました)。結果的にこの作品世界が全部それに奉仕しているような印象になってしまうのもよくなかったと思います。
個人的に特に残念だったのは実写をまたやってしまったことと(現実というノイズから遠ざかるためにアニメをやっているのでは?)、ガウマのお姫様を登場させたこと(あんな安直すぎる登場ではガウマも報われないと思うのですが…)でした。一期一会という言葉を製作者には送りたいけど、もともとカーテンコールの劇場版なら仕方ないのかな。
☆☆1/2