NOPE/ノープ(ジョーダン・ピール)

 ジョーダン・ピールって堂々たる映画監督だな、と思うと同時にストーリーテラーではないなとも感じた。ちょっとハイコンテクストすぎる(そこに重きを置きすぎる)のではないか。一方、これこそ「映画」だなと思わされたのは、ゴーディのくだりでの「垂直に立った靴」の画。あれはドラマやテレビではありえない。(それ以外にももちろん荒野そのものを魅力的に撮ったシーンなど、映画的で印象的な場面は端々にありました。)

 しかしながら「映画的」な作品であるにも関わらず、(世評に反して)せっかく馬だったり未知の物体が登場するのに活劇の場面では原初的な面白さは感じられなかったかな。(やっぱり映画館でIMAXで観るべきだったのかも。)

☆☆☆

※ところでジュープ役って『バーニング』の人だったんですね。(私は『ウォーキングデッド』を見てないのでそちらでは知らなかった。)子役の子が絶妙に似てたのが面白かったですね。