0:34 レイジ34フン(クリストファー・スミス)

 ロンドンの地下には地下鉄廃駅がそのまま埋もれてるって話、知ってる?という思いつきだけで撮られたと思しき映画。

 アクション映画なんかでも同じなんだけど、登場人物の間抜けな行動が許せない。例えば「古代の秘宝が隠された秘密の部屋」でよく分からないレバーを動かしてみたり。ホラーでいえば追われる側の思わぬカウンターで殺人鬼がひるんだ時、その勢いに乗じてトドメをさせばいいのに武器を落としたまま逃げ出したり、とか・・・絶対すべきでない選択をあえてするでしょ?
 その状況において、やれるだけのことをやった結果が失敗ならいいのだけど、「お約束」に逃げて場当たり的な展開をする物語は脚本家の怠慢としか思えない。(お約束を笑いのめしたのが「スクリーム」シリーズだった訳だけど。)この作品はそういう側面が顕著だったので腹立たしかった。あの悪者を倒すチャンス3回はあったよ!