常軌を逸した犯罪者を常識外れの刑事が叩きのめす、というシンプルな話。ストレートな捕物帳で娯楽作品としては十分満足でした。しかしながら、１作目の組織同士の抗争と市井の人々のようなレイヤーの異なる人間ドラマの妙味には乏しくて、すこし残念だったのも事実。
なんでもマ・ドンソクのフランチャイズとして続編がたくさん企画されているそうで、ミッション・インポッシブルの１作目のシリアスで陰惨な物語からガラリと明朗快活なアクションへシフトチェンジしていったような展開を意図しているのかもしれませんね。（とはいえ今作もブルータルな暴力描写は健在だったけど。）
☆☆☆１／２
