長く孤独な狙撃(パトリック・ルエル)

 引退しようとしている殺し屋が掛け替えのないものを見つけてしまって、というこれまで57回くらい見たり読んだりしてきた話なんだけど、最高でしたね…。70年代映画みたいな溜めて溜めてからの渋いアクションが堪えられない。(こういうバランスがいいんですよね。)控えめながら意外とツイストなんかもあったりして、エンターテインメントとしても行き届いています。

 ところで湖水地方の風景がもう一人の主人公でもあって、『アイガー・サンクション』とか『北壁の死闘』みたいに光景がありありと浮かぶ克明な描写もよかったですね。

☆☆☆☆1/2

※『ラスト・ターゲット』こと『The American』の原作といっても通じるくらい同じ話ではあるけれど、あちらもちゃんと原作あるんだよね。