どちらかというと『ブギーナイツ』みたいな物語だったんですね。アダムの愚かさ加減にどうしてくれようかと憤りすら感じてしまうのだけど、そういうところも芸道ものの定番かな。(なまじ面倒見がいいために、自分では気が利いてるつもりの弟分のしくじりの尻拭いをさせられて破滅する、というギャングものの定番のようでもあり。)
個人的には、アダムの姉ブルックが「本当はストリップなんて好きじゃないのだけど、見ているうちにそのパフォーマンスに引き込まれていくのが時間経過とともに表情に現れる」という所が繊細に描かれていて良かったです。
マシュー・マコノヒーは本人がこういう人(ボンゴ野郎)じゃないかと思われている感じを全力で体現してて面白かった。なるほど演技が評価されていたのも納得でした。
しかし実際のところ地味な話なのに大ヒットするなんて、みんな見る目あるなあ(上から目線で恐縮ですが)。
☆☆☆1/2