インフィニット 無限の記憶(アントワーン・フークワ)

 今はしょぼくれた生活を送っているけど、本当の自分はこんなもんじゃないんだ、いつか覚醒して「何者か」になるんだ!という悪い意味で「典型的なYA小説」的なアクション映画だなと思いました。(原作ありだけど、やっぱりそういう話なのかな。)

 大がかりな予算がかけられているからボーッと見ている分にはそれなりに楽しいのだけど、ガンフー的なアクションも今となっては新鮮味に乏しいし、『イコライザー2』のタイトさが素晴らしかったから期待しすぎちゃいましたかね…やはり映画は物語次第なんだと思いました。(そういう意味では冒頭のレストランのマネージャーになるため面接を受けに行くところが一番面白かったですね。)せっかく作ったのにコロナでリクープが難しくなったからとりあえず配信します、ボチボチ面白いとは思うので…というこれまた典型的なアマゾン公開パターンでした。

☆☆☆