ペーソスという日本語ナイズされた英語を聞いたときに、反射的に想像するような物語でした。
ところでアラン・アーキン以上に、スティーヴ・カレルが素晴らしい。押さえた演技なのににじみ出るものがある。こんなに静かで味わい深い芝居ができる人だったとは。『40歳の童貞男』のときですら気付かなかった・・・。
「色盲をささいなきっかけで指摘して、お兄ちゃんがたいへんなことになる」という場面のナチュラルな取り乱し具合にアビゲイルちゃんの天才を感じる。クリスティーナ・リッチみたいに上手いことハリウッドをサバイブしてほしいものです。
☆☆☆1/2