2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ドゥームズデイ(ニール・マーシャル)

巷で言われていたように『マッドマックス2』で『ニューヨーク1997』な話。新機軸はビタイチないけれど、ローナ・ミトラの漢ぶりにやられる。それで充分じゃないか?という監督の投げかけを力強く首肯した、そんな印象であります。 ☆☆☆1/2

パンドラの匣(太宰治)

竹さんに川上未映子、マア坊に仲里依紗というキャスティングを思いついた人、まさに慧眼。映画はまだ観てないのですが・・・きっと観る!本当にピッタリのイメージで、今となってはそれ以外がちょっと思いつかないほどでした。 主人公「ひばり」は戦時下で結…

コララインとボタンの魔女(ヘンリー・セリック)

最初の紹介がティム・バートンとセットだったため、割を食ってる印象が強い監督ですが、この作品でようやく払拭できるのではないかと一ファンとして嬉しかったです。とにかくキャラの造型がキュートでしたね。それと「未来のプリンター」として科学バラエテ…

決断の3時10分(デルマー・デイヴィス)

『3時10分、決断のとき』のオリジナルです。大きな違いは、駅までの道中の行程をあっさりとばすところ。しかもそこからが結構長い。そのため、弾丸の代わりに言葉が飛び交う会話劇としての色合いがより濃くなっていた印象を受けました。しかも息子が同道しな…

秘密諜報部員(W・サマセット・モーム)

第一次世界大戦下のイギリス。劇作家アシェンデンは、取材を名目にどこに旅行しても違和感がない、という立場に注目したR大佐の依頼を受けて、諜報活動に従事することになる。しかしそれは非情な世界であった・・・ MI6に従事した経歴を活かしたエスピオ…

大女侠(チャン・チェ)

奇しくもジミーさん2本立てだったのだけど、希望順位に関係なく送りつけてくるディスカスさんの粋な計らいによるものです。ちょっと前に前作にあたる『大酔侠』も観ていたのですが、いやーチェン・ペイペイが本当にチャーミング(『グリーン・デスティニー…

片腕カンフー対空とぶギロチン(ジミー・ウォング)

実は初めて観ました。この映画はちょっと前に『キル・ビル』の元ネタのひとつとして話題になったし、それ以前から秘宝系のムックでも取り上げられていたのだけど、個人的にはそれよりもっとずっと前のジャッキー映画ブームのどさくさで刊行された「大百科」…

親近感

ユリイカの臨時増刊が中村佑介の特集でした。その中で村田蓮爾との対談という好きな人にとってはたまらないであろう企画があったのだけど、その中で彼は自らを「AV探偵」を呼ぶほどのマニアであることをカミングアウトしていたのでした。キービジュアルの…

似て蝶

紫舟はイ・ビョンホンに似てる・・・気がする。

黒の試走車(増村保造)

同じ増村作品で、血で血を洗う熾烈な企業間闘争という話なら、『巨人と玩具』の方が良く出来ていたような。ストーリーの細部が甘い気がします。高松英郎がほとんど同じ様なポジションの役で出てるのもすごいけど。 ☆☆☆

ぼくの伯父さん(ジャック・タチ)

初ジャック・タチ。噂には聞いておりましたが、画面(というか世界?)コントロールへの執着は尋常じゃない。けれども実際にやっていることは、しょーもないといえばしょーもない小ネタ集というのがいいですね。畳み掛けられるうちについクスリとしてしまう…