エイリアン4(ジャン=ピエール・ジュネ)

 リザレクションという言葉はこの映画の原題で初めて知ったな。実はヨーロッパ一周旅行をしていた時に、せっかくならカンヌに立ち寄って映画を観たいと思い、この映画を観たという個人的な思い入れが大きい作品でした。そうえいば「エイリアン、リザレクション、シルブプレ」とわざわざいっているのに、「ノン、アリエンヌ」と発音を窓口で訂正され、分かっているなら売ってくれよ…と思ったことでしたよ。

 閑話休題、突飛なガジェットとか奇矯な世界観といったエイリアンという以前にジュネ作品として楽しむものだと思うのですが、15年ぶりくらいに見ると(日本公開以来何度か再見している)、こんなに下品なセリフが多かったっけ?とか、意外とストーリーがとっ散らかってるなという印象で、当時は超面白い!と思ったのだけど、見返すとそうでもなかったですね…

 ところで、ウィノナ・ライダー演じるコールはリプリーに送り込まれていたのかな?とか、やっぱりジュネ作品は仏語で観るほうがしっくりくるな、とそういえば当時も思ったのだったということを思い出しました。

☆☆☆1/2