悪夢探偵2(塚本晋也)

 前作が結局「やつ」との対決だったということで、いつもの塚本作品だなというところがあったのだけど、今回はいやだいやだ…という雰囲気の醸成に徹したというか、明確な対決構図じゃないのが、よりJホラーだったのかなと思いました。(話はすっかり忘れてた。)大体役者さんの顔をわざと歪に撮っているのが怖い。と見せかけて、最後は主人公自身の生の肯定に帰着するのが、この頃からだんだん監督がそういうモードだったのかな、と想像されました。これも結構好きだな。

☆☆☆1/2