端正なスパイ映画でした。今更ですがベネディクト・カンバーバッチは演技が素晴らしいですね。(もちろんオレグ役のメラーブ・ニニッゼもとてもよかったです。)平和を守るためという信念であえて祖国を裏切るというのはどのような気持ちだったのだろうか、と思いをはせずにはいられませんでした。
ところで東欧的な劇伴(ワルツ)が印象的なんだけど、我々は何をもって「東欧的」と感じるのかな、ということをふと思いました。
☆☆☆☆
※主人公の息子アンドリュー君が、何が起こっているのか把握できずにいつも当惑している顔なのが絶妙で可愛らしかったな。