黒き荒野の果て(S・A・コスビー)

 定番の物語を手堅く読ませるな、と思いました。最後の仕事と思い定めたヤマが泥沼に、という100回くらい読んだ話なんだけど、枠組の力強さで引き込まれる。(人物がよく描けているということかもしれない。)カーチェイスをはじめとしたアクション描画も的確。

 ところで起死回生を狙って『用心棒』的な作戦を決行するのですが、投げっぱなしで大丈夫か心配になりました。ストーリー的にもあれでよかったのかな?

☆☆☆1/2