THE BATMAN-ザ・バットマン-(マット・リーヴス)

 なるほどエルロイ風ノワールでしたね。『ジョーカー』的な世界観の延長線上(現実世界と地続きで在り得る雰囲気)ではバットマンは無理だろうと思ってたけどこういうやり方があったのか。面白かったです。

 ところで歴代で一番「お屋敷」の広がりが感じられなくてそこだけが残念でした。(なんであんな狭苦しいところをゴテゴテしてる感じにしたのだろう…)

☆☆☆1/2(4つかなとも思ったのですが、最後のシーンが些か長く感じたので。スパッと決めてくれたなら…)

※1 これまで以上に完全にヴィジランテものなんだけど、「殺さず」に徹するのが隔靴搔痒というか、そのポリシーのために犠牲者がでるなら無視していいんじゃないかって思ってしまうなあ。

※2 僕も最後のくだりは蛇足だなと思ったのだけど、議事堂襲撃事件などがあったから、映画人として物申さない訳にはいかない、と思ったのかなと想像しました。