考えてみたら今日は奇しくも体育の日ではないか!(正確には違うけど、昭和世代にはハッピーマンデーはシックリこないのです。)今日、ようやく第一段階のブレイクスルーを迎えた、というか補助輪なしで自転車に乗れた、感覚を掴みましたので、簡単なメモを作っておきたいと思います。
今までアイアンのスイングを試行錯誤する中で、友人や先輩、果ては隣の席のおっちゃんまで指南・指導をしてくれたのだけど、グリップ、ダウンスイングでの右ひじ、両足を極力固定、テイクバックで左ひじは真っ直ぐに、重心移動、などなど、部分での指摘は数あれども、何故そうすべきかの理由については、「どのハウツー本や動画でもそうなってるから」みたいな「そりゃそうなんだろうけど・・・」といった感じの甚だ曖昧模糊とした説明でなかなか飲み込めませんでした。どんな分野の知識でもそうですが、やはり体系的でないと身に付かないものです。
さて、今日気付いたのは、大胆に断言すれば「そんなのは瑣末なこと」、それが言いすぎなら、そういった指摘というのは、同じ一つの事柄の様々な局面の様相に過ぎないということでした。(うーん我ながら大袈裟なことだな。)でもそれに気付いた後は、フェースで捉えるインパクト75%、スライス、フック、ストレートの打ち分け60%の精度に急に向上したので、方向はおろか飛ばすのもままならない(僕のような)超初心者にはある程度参考になるのではないでしょうか。(少なくとも、また自分がスランプに陥った時の復活への手懸りにはなるかな。)ひとつエクスキューズとしては、我流の「分かった感じ」は中・上級へのステップへの障害となりがちなので、基本はやはりハウツーに則ったスイングが正解ではあると思います。能書きが長くなりすぎました。本題です。ポイントは次の2点、
1.クラブの遠心力を最大限に活かすスイングであること
2.スイングとフェースでボールを捉える感覚は、硬式テニスのバックハンド、もしくはバックハンドブローで殴り飛ばす(やったことないけど)のと同じ
まず、1.ですが、遠心力を最大限に活かすには左腕とクラブが真っ直ぐ伸びきった状態で、回転の頂点でボールを弾き飛ばせば破壊力が最大になる、というのは感覚としてお分かりいただけると思います。ここからが今日気付いたことのキモなのですが、その状態の実現を妨げる要素をノイズととらえます。
まずよく言われる「左ひじをテイクバックで真っ直ぐに」というのは、ひじが固定されずにガクガクだと、最高の破壊力を産むはずの「伸びきった左腕の状態におけるボールと自分との距離」が肝心のインパクトの瞬間に乱れてしまうから。これがノイズですね。あまつさえフェースのあらぬ箇所がヒットして意図せぬ方向に飛んでしまうかもしれない。ですから、アドレスの時点で(左腕を伸ばしきって)ボールとの距離をジャストで固定してしまって、あとはクラブヘッドの重みの赴くままに打ち抜くのが正解。両足を極力固定する理由も同様で、重心移動を大袈裟にすると(あるいは自分にとって楽な動作を採ると、かも)上体の上下動が発生するので、これが「距離」のノイズになるんですね。逆に言えば、よく言われるスタンスとか、上体の角度などは、適切な距離が取れるならどうでもいい要素です。
つぎに2.ですが、伸びきった左腕を柔軟なムチのように使う感覚は、テニスのバックハンドで「ボールに触れてる」感覚に驚くほど似ています(実際には逆の腕を使っている訳ですが)。さらに、きちんと当たりだすと、不思議と今度は右の手のひらの延長線のようにフェースのどこでヒットしているか掴めるようになります。そうすると今度は打ち分けができるようになるわけです。こちらについても、柔軟に両腕を使うことを妨げない(ノイズにならない)グリップならば、握り方はどうでもいいと思います。(この点はハウツー本でも同様のものを読んだことがあります。)
いかがだったでしょうか。上級者に言わせると、早くも誤りを犯しているという点があるかと思います。既に自分で気付いていることでいうと、この方法を徹底すると多分飛距離が出ません。ただ、コースに出るのも憚られるくらいスイングがボロボロで、挫けそうになっている初心者の方には何らかのヒントになるかもしれないと思い書きました。一緒に頑張りましょう!
※補足:先ずはハーフスイング、ハーフスピードで練習すればいいという助言もよく耳にしますが、7番みたいな長いクラブだと初心者は逆に難しいと思います。「力まずに遠心力が使える速さ」程度が良いようです。