デューン 砂の惑星 PART2(ドゥニ・ヴィルヌーヴ)

 正直、(テーマやモチーフを思うと)この時期での公開はタイミングとしてよかったような悪かったような…それはさておき、このクオリティでやり切ったのは素晴らしいと思います。圧倒的な砂漠の説得力。

 でも結構丁寧に進めるから、途中ペースが不安になってきて、まさか「もうちっとだけ続くんじゃ」とかって3部作にしないよな…と思ったらちゃんと完結したからよかった。

 兵士が断崖をふわっとスルスル反重力装置みたいなもので昇っていくシーンに(何故か)すごくSF映画を観てる!感じがしてわくわくしたのだけど、個人的にはそこが絵的には頂点だった。理由は自分にも分かりません。でも全体としてアートな画作りに腐心していてそこは素晴らしかったです。(正直いうと一瞬だけ『キャシャーン』に見えた瞬間がありました。)

 効果的だとは思ったけど、ジエディ・プライム(コロシアムのシーン)がモノクロなのはなんでだったのかな?(まさかキャシャーン?!)

 砂漠にアニャ・テイラー=ジョイが出てくるから、「後のフュリオサである」と心の中でナレーションが。

 なにーやはり3作目の構想はあるのか!匂わせてたし、原作も続きがあるからね…

☆☆☆☆