ゴルフは寄せとパットから考える(今田竜二)

 失礼ながら今田竜二は僕がゴルフを見るようになった(というのはプレーするようになったということですが)以前に最盛期があった選手なのだけど、この本は所謂指南書というより今田選手のゴルフ観(ひいては人生観)から学べるものは?という実は変わった成り立ちの本です。

 端的に言えば、

・ゴルフというのはショートゲームから組み立てるのが正解である。

・自分の実力を正確に認識し、できる範囲のエリアで一番リスクが低いところに打つべきである。 

・練習でできないことが本番でできるはずもないのだから、まず練習せよ。特にパットを軽視するな。(バンカーショットはバンスで砂を撫で払うように打つべき。)

 全部知ってる!しかしなぜか現場で実行できないのが問題!…というところですね。

 ところでインタビュアーとの真摯なやり取りには好感を持ちました。ゴルフって難しいですよね。

☆☆☆