美女と野獣(ゲーリー・トゥルースデイル、カーク・ワイズ)

 娘が絵本だけじゃなくて映画も見たいというので、劇場で観て以来久しぶりに。もう30年になるのか…いわゆるディズニー・ルネサンス期に位置づけられる作品群の中では一番好きですね。

 本当に全編にわたって魔法がかかっているような作品で、登場キャラクターに感情移入して、といった言語化できる理由ではない何かに心打たれて、二人だけの舞踏会のシーンでは涙があふれてきました。(そういえば映画館で観たときもそうだった、と思い出した。)

 何か、人間になる前の方が格好良かったね等々、子どもたちといろいろ話せたのも良かったです。

☆☆☆☆☆

※今回スペシャル・エディションで見たのですが、「人間に戻りたい」ってパートは記憶にないな、と思ったらここが拡張部分なんですね。確かにお城の皆にしてみればもっともな願いなんだけど、簡潔無比な語り口が素晴らしかったオリジナルと比べると、冗長というか今言わなくても…という気が。

※時計の執事コグスワースの振る舞いと描写がことごとくドラえもんみたいなんですが、というか、東映動画経由でディズニーの系譜としてたどり着いたのがドラえもんだったということですよね。