トリート・ミー・ライト

 姪に弟もしくは妹ができるお祝いに家族でお食事会をしてきました。姪はまだ1歳半なので、フレンチだけど個室お座敷の店。お店の方がサーブしてくれる都度、歩き周っていたのに彼女はフリーズ。「お姉さんにありがとうは?」と促されると、まだ四頭身なのでお辞儀もぎこちなく、ペンギンのように腕を後ろに突き出してバランスを取りながら、はにかみと緊張がないまぜになったまるで江頭2:50のような笑みで挨拶をする様を見ると、とても愛おしくなります。(まあ伯父バカですが。しかし宮崎あおいをクオーターにしたような美人さんでもあります。伯父バカです。そうです。) 
 ところで姪が最近夢中になっているのは、電車。踏み切りがカンカン鳴るたびに、まるで職業的な義務感に駆られるかのように落ち着かなくなります。なかなか私に馴染まない彼女を見かねて、家族が「じゃあ伯父さんにガタンゴトンみせてもらったら?」と連れて行く任を負いました。しかし抱っこもままならぬ慣れない私のこと、よく知らない人である上に落っことされるかもというストレスのせいで、電車に集中できない姪。「何?何なのこのメガネ?私の仕事を邪魔しないでもらえるかしら・・・」という気持ちが服を握り締めるこぶしから伝わってきて、余計にオタオタする私、というマイナスのスパイラル。
 いつか、伯父さん!と(お年玉抜きで)懐いてくれる日がやってくるのだろうか・・・