ツイてない男(キット・ライアン)

 プロの強盗リッチーは、これを最後に足を洗うと決めた大仕事でありえないトラブルに見舞われる。しくじりを組織のボスから責められ改めて与えられたチャンス、それはモスクワで聖十字架を強奪するというものだった。場数を踏んだプロとして、それは「容易い仕事」のはずだったのだが・・・
 今年観た知る人ぞ知る未公開傑作(個人的)ナンバー1かも。未見の方には出来るだけ予断を排して観ていただきたいので、感想を書くこと自体矛盾なのですが・・・最初はよくあるオフビートなクライム・コメディと思ってたらどんどんあらぬ方向に話が転がっていって、どう着地させるつもりかと思ったら初期のピーター・ジャクソン作品のようなカオティックな世界に。この監督には化けてほしいなあ。
☆☆☆☆