ウォッチメンの来歴を語る冒頭が素晴らしい。作りこみ系の写真(ステージド・フォト)風のビジュアルがヒーローという存在のネガティブな側面を誇張していてとても印象的なんだけど、正直本編ではこれを超えるインパクトはなかったような・・・とはいえ面白かったです。監督の拭いがたくあるB級の味が、素材にマッチしていましたね。
☆☆☆☆
※思い切って書くと、ナイトオウルのコスチューム・デザイン(特に宣伝スチールのやつ)にはアンダーグラウンドなニュアンスがあって(例えば「大人のおもちゃ」に、何に使うものか分からなくても「昼間から語ってはいけない類のものなのだな」と直感させるニオイがあるように)、その点だけでも既に成功しているなと思ってました。