2023-07-02から1日間の記事一覧

砂の惑星(フランク・ハーバート)

(皮肉でいうのではなく)端的に言って「厨二」の夢みたいな話でした。物語の最後でためにためてた要素が爆発するのすごく爽快でしたね。まさにカタルシス。 映像化が不可能(よく使われる表現だけど)と言われていたのは、物語の中心が(言葉の応酬としての…

別れる決心(パク・チャヌク)

ファム・ファタールに翻弄されるという点で、本当のノワールでしたね。面白いつなぎ方やハッとする画などが多々あって、映画の愉しさはたくさんある作品だと思うのだけど、持って回った語り口が冗長に過ぎる感もありました。 ヒッチコック的陶酔(『めまい』…