スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(ホアキン・ドス・サントス他)

 今回はアマゾンプライムだったので、落ち着いて見ることができました。リアルタイムでは、ただでさえ情報過多な画面が映画館の大スクリーンだから消化しきれないところがあったけど、テレビだと全体が把握できて意外と悪くありませんでした。

 公開当時も思っていたのですが、手数の多い画面構成がすごい(というか凄まじい)のはもちろんだけど、人物の演技の演出が素晴らしかったですね。(特にマイルスと母のやり取り。)アニメは物語の展開から観客が意図を酌んで絵的な演技を補完しているところがありますが、この作品では表情や動きが役者そのものといっていいレベルに達していたと思います。

 あとはさすがフィル・ロードとクリス・ミラーのコンビというべきか、セリフの応酬の小ネタがすごかったですね。気が利いてる。これは吹き替えと字幕を同時に見ることができるプライムの大きな利点だったと思います。

 ただやっぱり2時間20分は長いと思うなあ。

☆☆☆1/2