ごく大雑把な枠組みでいうとビジランテものなんだろうけれど、どこに連れていかれるのか分からない面白さも含めてよかったです。(着地はどこなんだ?という面白さの連想で『ヘッドハンター』を思い出したのだけど、あちらはノルウェー映画だったんですね。同じ北欧だけど文化が全然違うので軽々にまとめてしまってはいけないな…)
バタフライエフェクト的な話になるのかと思いきや…因果に固執してはいけないという裏返した寓話になっていて、円環だけど円環じゃないという作品のつくりも美しかったと思います。
物語に要請される以上にヘビーな造形になっている登場人物たちの生きづらさ、切実さに胸を打たれました。
☆☆☆☆
※主人公の娘役の子、見ているうちにシャーリーズ・セロンに見えてきました。