バイオレント・サタデー(サム・ペキンパー)

 こんなにオッパイがいっぱいな映画だったとは。小学生くらい(多分)に初めてTVで見たときはそういう印象なかったから、おそらくカットされてたのかな。ちょうどいいサイズになるし。

 今いろいろ映画を見た上で顧みると分かるけど、『パララックス・ビュー』みたいなポリティカルサスペンスだったんですね。でも結末については「なるほどね…いや、辻褄合ってる?」となる感じ。原作は読んでないのですが、ラドラムの話って結構雰囲気と勢いで作ってて雑なところあるから原作どおりなのかも。

 ところで、ザ80年代のちょっとセクシーでムーディーなフュージョン系サントラ、誰かと思ったらラロ・シフリンだった。色々要素がごちゃごちゃしていて監督が整理できていないのだけど、それが逆に印象に残る感じもあるので、映画って面白いですね。

 完全に余談としては、ジョン・ハートベン・メンデルソーンに、クリス・サランドンマーク・ラファロに見えた。あとルトガー・ハウアーが出てるからか、防音室の壁のパターンがブレランの例の壁に見えました。

☆☆☆1/2