ジェミニマン(アン・リー)

 せっかくの僕が偏愛するデイヴィッド・ベニオフによる脚本だったけれど、擁護できない穴だらけの内容でした…なまじCGの出来がよいせいで、クローンをわざわざ大人まで育てるのって迂遠すぎるのでは?どこかから適正の高い人をリクルートしてきた方が早かったのでは?ということが目立ってしまう。(そもそもは、同じ顔の人が戦ったら面白いよね?という「見世物としての映画」の側面からの要請だと思うけど…)

 アン・リーって時々どうしてこんな感じになっちゃったのかな、という作品を撮りますよね。素朴に不思議。

☆☆☆