マーケと舞踏

 最近、時節柄、各社の「暖か素材肌着」の宣伝が喧しいですね。原理は吸湿発熱というメカニズムで、人間の発する水分を吸着する際に発熱する、という話はみなさんもどこかで目にされたことがあるのではないでしょうか。
 ところがMONOQLO1月号の記事によると、そもそも吸湿発熱というのは基本的な物理現象で、むしろウールなどの自然素材において顕著なのだそうで。では新素材と喧伝されている繊維(アクリレート系繊維)のどこが画期的だったのかといえば、従来難しかったアクリルやナイロンなどの合繊において吸湿発熱を高効率にした点であるとのこと。発熱という観点からすればようやく自然素材並になっただけなのに、発想の転換というか、正にマーケ力の勝利ですよね。強いて言えば、フィット感や肌触りが自然素材よりもいいので、プラシーボ的に「暖か感」は向上しているかもしれないけれど。
 ということを、ヒートテックって言われるほど劇的に暖かくはないよなあ・・・じゃあグンゼのホットマジック(ユニクロより随分高い)を買ってみるか、というその購入帰りに読みまして。その話、もうちょっと前に教えて欲しかったよなあ。踊らされ放題ですやんか。
 

広告を非表示にする